MESSAGE FROM JIK

未来の競輪を支えるキミへ、
届けたいエールがある。

日本競輪選手養成所 
瀧澤所長 コメント

日本競輪選手養成所は、1950年に日本サイクリストセンターとして開設しました。その後、70年あまりの歴史を経て、数々の名選手を生みだしています。当然、現役選手だった私も日本競輪選手養成所で育てられたひとり。みなさんの先輩にあたります。ここで競輪の先輩として、人生の先輩として、私がみなさんに伝えたいのは、たったひとつのことです。それは「努力」を惜しまないということ。当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、プロアスリートとして、これが最もたいせつなことだと私は信じています。努力なくして成功した選手を私は知りません。競輪はペダルをこぐという単純なものだから、流した汗の多い人が勝つ。そう信じて、努力を続ける。練習して、強くなる。それが競輪という競技の真理です。だから自転車の経験がなくても、すべてはこれからの努力次第。競輪は意欲あるスポーツ選手達をいつでもお待ちしています。

養成所の先輩からのメッセージ

117回生
原 大智  22歳

原 大智 22歳

はら だいち

  • 自転車競技歴:なし
  • 運動競技歴:スキー・モーグル
  • 2018平昌オリンピック銅メダル獲得
  • 特別選抜試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

5年程前から、知人に誘われたのが最初のきっかけです。甘くない世界だと思い、最初は断っていました。しかし、知人の熱心な誘いに、「そこまで信じてくれるのなら、それに応えたい」と思い決心しました。
そして、昨年の夏に今の師匠を紹介してもらい、自転車トレーニングをしていく上で、ますます競輪の魅力にはまり、自分の力がどこまで通用するのかが試したくなったからです。

養成所生活の感想

自由な環境から一変してルールや時間に厳しい生活になって、最初のうちは戸惑いや苦労がありました。ですが、訓練が始まってから自分の弱さを知り、もっと自転車に打ち込まないといけないと思いました。
今は、いかに自分が強くなれるかを考えながら、トレーニングに打ち込んでいます。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

人生一度きり、ここで頑張らないと後悔すると思います。僕はいつもそういう気持ちでいます。誰にも負けない無敵の選手になりたいと思えば課題しかありません。そして時間はいつも足りないと感じてきます。一日を大切に、全力で頑張ってください。

118回生
中村 美那 18歳

中村 美那 18歳

なかむら みな

  • 自転車競技歴:なし
  • 運動競技歴:バドミントン
  • 適性試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

父が競輪選手を目指していたのですが、事故に遭ってしまい夢をかなえられなかったと聞き、競輪という世界を知りました。私は、幼い頃からプロスポーツ選手になることが夢だったので、自分も競輪選手になりたいと思いました。

養成所生活の感想

養成所は規則が多く、寮生活のため大変な部分が多いですが、競輪選手になる為に必要な実科や学科、人間性を学ぶことに集中することができる環境で、毎日、とても充実して過ごすことができています。女子21人の同期は、ライバルであり、仲間であり、毎日同じ目標に向かって訓練し良い刺激を受けながら生活することができています。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

私は適性試験で合格をし、自転車のことは右も左も分からない状態で入所しました。自転車のことを何も知らなくても教官の方が最初から全てのことを教えてくれます。自転車のことを全く知らなくても、自分の意志や努力次第で挑戦できると思うので、是非、チャレンジしてみて下さい。

117回生
溝口 葵 26歳

溝口 葵 26歳

みぞぐち あおい

  • 自転車競技歴:なし
  • 運動競技歴:ウェイトリフティング
    パワーリフティング
  • 適性試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

スポーツジムでトレーニングをしているときに、選手の方から声を掛けて頂いた事がきっかけです。そこで競輪を知り、挑戦してみたいと思いました。
また、自転車競技を行っていない人でも挑戦できる適性試験の事を知り、ますます競輪選手になりたい気持ちが強くなりました。

養成所生活の感想

初めは、覚えることが多く大変でしたが、徐々に生活にも慣れてきました。
競輪選手になる為に必要なことが凝縮されていて、毎日学ぶことばかりです。
訓練・自転車整備など大変なことが多いですが、毎日充実しています。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

誰にでも夢を掴むチャンスがあります。自転車競技経験のない私も夢を掴むために日々、訓練に打ち込んでいます。自分の努力次第でどこまでも強くなれる競技だと思います。年齢、競技歴を気にせず自分の可能性を信じ、ぜひ挑戦してみて下さい。

118回生
青木 美保 21歳

青木 美保 21歳

あおき みほ

  • 自転車競技歴:なし
  • 運動競技歴:バレーボール
  • 適性試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

元競輪選手である父に勧められて、ガールズサマーキャンプに参加したことがきっかけです。今までやってきたバレーボールとは異なった楽しさを自転車競技で感じました。風を切る感覚や自転車との一体感、また、自分の努力次第で強くなれることを知り、魅了されたため選手を目指しました。

養成所生活の感想

時間の決まった生活ですが、練習をしたいときにでき、訓練後すぐに栄養バランスの取れたおいしい食事が提供され、規則正しい生活を送ることが出来る環境が整っています。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

私は自転車競技歴がありませんが、魅力を感じた方は挑戦するべきだと思います。
競輪選手や養成所の教官方が、丁寧にご指導してくださるので、安心して選手を目指すことができます。

117回生
貴志 修己 23歳

貴志 修己 23歳

きし なおき

  • 自転車競技歴:なし
  • 運動競技歴:硬式野球
  • 技能試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

私は、幼い頃から野球をやってきました。プロ野球選手を目標に努力してきましたが、なることができませんでした。しかし、プロ選手に強い憧れがあった私に、父から他種競技からの転向者も多い競輪選手について教えてもらいました。
そして、今まで培ってきた体力を生かして輝くことのできる競技はこれだと感じ、競輪選手を目指そうと決意しました

養成所生活の感想

時間に厳しく、常に次の事を考えて行動しないといけないと感じています。競輪選手は、年齢が上の方々と一緒に行動することがすごく多くなります。そのため、こういった厳しい環境で自分自身の能力を高め、一人の社会人として恥ずかしくないよう日々精進していきたいです。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

私は、自転車歴がすごく短いですが、誰にも負けたくないという強い気持ちを持って努力した結果により、現在、選手候補生として養成所に在籍できています。
やってみようかなと思ったり、考えたりした時点でやらないと後悔しか残りません。
強い気持ちを持って、思い切ってチャレンジしてみてください。

118回生
尾方 真生 19歳

尾方 真生 19歳

おがた まお

  • 自転車競技歴:なし
  • 運動競技歴:陸上(100m、200m)
  • 技能試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

高校時代に、下宿先の方が元競輪選手で、その方に勧められたことがきっかけです。初めて競輪場で走った時、進むスピードに魅力を感じ、競輪選手になって強くなりたいと思い受験することを決めました。

養成所生活の感想

女子選手候補生21名での共同生活で、初めは慣れないことも多く不安でいっぱいでしたが、みんな競輪選手になりたいという同じ目標を持っていて競い合いながら、また仲間として楽しく過ごせています。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

皆、選手になりたいと思って入所しているため、自分自身の刺激にもなりますし、すぐに練習が出来る環境が整っています。どんな人でも頑張り次第で上を目指していけると思いますので、ぜひ挑戦してみてください。

117回生
寺﨑 浩平 25歳

寺﨑 浩平 25歳

てらさき こうへい

  • 自転車競技歴:10年
  • 運動競技歴:なし
  • 技能試験合格

競輪選手を目指そうと思ったきっかけ・理由

高校・大学・社会人と約10年間、自転車競技を続け2018年に行われた地元開催の福井国体の為に、県スポーツ協会に所属し競技を続けてきました。国体終了後の将来を考えた時に、競輪の世界で自分の脚力がどれくらい通用するのか挑戦したいと思い、競輪選手を目指しました。

養成所生活の感想

一日の中でするべきことが分単位で決まっていて、常に時間を気にする生活で入所当初は大変でした。今では生活にも慣れ、一日一日が短く感じます。
また、実科訓練では、日本代表の練習メニューを参考に訓練が組まれているので、最新の科学的なトレーニングをすることができます。

次回生に向けて先輩としてのメッセージ

私は自転車競技経験者ですが、意外にも未経験者がとても多いことに驚きました。
最新のトレーニングや他競技出身の選手と同じ生活をしながら、切磋琢磨できる環境は養成所しかありません。誰にでもチャンスがあるので、チャレンジしてみて下さい。