教育制度・入試制度の主な変更点CHANGE
POINT
① 科学的トレーニングの推進
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SRMを導入し、自転車にセンサー内蔵の装置を取り付けることで、走行中のパワー、速度、ペダル回転数、心拍数の測定を行い、選手候補生に視覚的にフィードバックを行う。また、トレーニングメニューの把握や妥当性の検証を行う。
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ダートフィッシュを導入し、映像解析ソフトウェアにより、他の選手候補生やプロ選手との重ね表示による比較や、連続写真でのフォームの効率的な評価を行う。またSRMデータと併せてフォームを同時に見ることで選手候補生の理解を深め、より高い競技能力の育成へと繋げていく。
- 選手候補生が自らトレーニングメニューを組み立て、実行できるよう、『自主トレーニング用マニュアル』を作成。
- 教官が科学的サポートをできるよう教官研修を実施。
② 学科講義の拡充
- 大学教授等専門家によるメンタルトレーニングの授業と合わせ、選手候補生自らが行うセルフマネジメントを強化。
- お客様相談室に寄せられる「お客様の生の声」を教材に、選手候補生がお客様目線で考える授業の導入。
- プロ選手として適切な情報発信ができるよう、インタビュー形式の模擬訓練や語彙力を高めることを意識した授業の導入、また、リスクマネジメント能力を身に付けるため、SNS等の使用方法に関する授業の導入。
- 国際大会への出場を想定し、海外の選手とも必要なコミュニケーションが取れるよう、英会話授業の導入。
③ 応募資格
- 学歴に係る条件を撤廃(※現在は高卒以上。年齢の「17歳以上」については変更しない。)
- 受験回数及び受験年数。5回及び初回の受験から8年まで受験可 (※現在は回数、年数に制限なし)
※受験回数・年数の起算は2019年以降からとする。
- 女子の技能試験科目の変更
200m・1000mのタイム測定⇒200m・500mのタイム測定
④ 卒業認定制度の改正
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考査の実施回数
実科(独走)考査を年1回⇒年3回へ
従来は試走記録会を含め年5回の記録会のうち、卒業認定考査の対象は、1回のみだったが、今回の改正により記録会は年3回となり、記録会すべてが卒業認定考査の対象となる。(ただし、適性入所者は初回の記録会のみ考査の対象から除外)